西宮市長選挙と西宮市会議員補欠選挙(定数2)が20日告示、27日投開票されました。二つの選挙の投票が、候補者名の記名式でなく、候補者に丸印を記入の方式を採用しています。
西宮市長選挙の候補者は、石井登志郎西宮市長(立憲民主党、国民民主党、自民党支援)と増山誠元兵庫県会議員(日本維新の会)、吉岡政和元兵庫県会議員(無所属)の3氏です。
西宮市会議員補欠選挙(定数2)の候補者は、会社役員の坂本龍佑(自民党)と鍼灸師の宮本恵子(立憲民主党推薦)、浜口仁士元西宮市会議員(兵庫維新の会)、会社役員の森健人(兵庫維新の会)、庄本健次元西宮市会議員(共産党)、服部めぐみ(無所属)の5氏です。
石井登志郎西宮市長(立憲民主党、国民民主党、自民党支援)が増山誠元兵庫県会議員(日本維新の会)と吉岡政和元兵庫県会議員(無所属)を下し2選目を果たしました。
西宮市会議員補欠選挙(定数2)の結果が、兵庫維新の会の2候補者が落選して、自民党公認候補者と立憲民主党推薦の候補者が当選しています。
選挙の争点は、①西宮市を含む中核市の民営化外注の推進と②新型コロナウイルスの重篤化の削減、③ゴミ収集の袋を含む使用料による歳入への補填です。
石井登志郎西宮市長の2期目は、日本維新の会主導の市政運営の余地を与えないために市民の生活第一の運営にしなければなりません。
日本維新の会の首長選挙と市会議員補欠選挙の候補者が負ける結果は、大阪府以外の国政選挙や地方自治体議員選挙、首長選挙でリスクになると示しています。大阪府の実情は他県と違った、独自の政治風土や独自の経済、独自の文化です。
2つの選挙の結果は、①維新全員当選が大阪府以外都道府県で実現できないこと、②大阪維新の会反対勢力が地方自治体運営の混乱をやめさせる政策の明確化、③野党共闘における日本維新の会の影響の拡大をやめさせる政策の明確化、④共産党や社民党といった既存左派の組織スタイルの改善を示してます。