11月10日告示の名古屋市長選挙が同月24日に投開票しました。今回の選挙は、河村たかし前名古屋市長が衆議院選挙出馬による失職を受けて行われました。
日本保守党推薦の広沢一郎名古屋副市長が、大塚耕平元参議院議員(国民民主党、立憲民主党、自民党、公明党推薦)、尾形けいこ緑の党グリーンズジャパン元共同代表(共産党推薦、れいわ新選組支援、新社会党愛知県本部支援)と争い、当選しました。
選挙の争点は、①住民市民税の減額、②名古屋城の完全木造化、③住民向けの健康や教育などの予算の配分、④名古屋市長と名古屋市議会の二元代表制、⑤政令指定都市にふさわしい国際関係です。
私は、稲村和美元尼崎市長の兵庫県知事選挙の出馬の支援に引き続き、国民民主党出身の大塚耕平元参議院議員を支持しました。
選挙の結果は、①河村たかし前名古屋市長による議会運営の停滞を引き継ぐ、②河村たかし前名古屋主導の自治体運営に反対する勢力の強化、④1970年の政治の下の革新統一主義勢力の衰退、⑤真実と虚偽を織り交ぜた情報戦と心理戦の表れがわかります。
大阪市を含む政令指定都市の運営や議会が、地方自治法のより一層の改悪で首長の権限強化や議会の軽視にならないように務めなければなりません。