大阪市と大阪府の大阪都の設置に伴う区割り案が1月31日の両府市の法定協議会で維新除く自民党と民主党、共産党に加えて公明党の反対で否決しました。これは、関西州設立の是非を脇において大阪都の設立による財政赤字が手に取ってわかるようになりました。
橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は、来年までの大阪都設立のスケジュールに狂いが生じたためにダブル首長選挙を画策します。これは、来年度予算の否決させた上の辞職を狙います。両氏は、去年の堺市長選挙の結果や岸和田市長選挙の結果を受けているにも関わらず①アメリカのユダヤ金融グループによる地方自治体の再編(トランスフォーメーション)、②地方における労働運動と住民運動の協力で築きあげた制度の廃止、③新自由主義による地域経済への回帰、④教職員と職員のリストラで首長に忠実な教職員と職員の選別、⑤財源不足を口実にした住民への税負担を進めようとしています。