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筆談ホステスと言うドラマで感じた障がい者運動のあり方について

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 筆談ホステスと言うドラマが、10日の21時から23時まで毎日放送から放送していました。これは、青森県出身の聴覚障がい者斉藤里恵北川景子)が東京の銀座のクラブママを目指し、手話でなく筆談でお客様との信頼を気づくストーリーになっています。
 聴覚障害者は、手話を使ってコミュニケーションを取りますが、手話に理解の無い親は、聴覚障がい者に筆談や口の動きでの話し方を教えます。しかし、理恵の母親の斉藤恵美子(田中好子)は、娘に正しい人生を歩んで欲しい思いもあまりに、娘を縛りつけていました。
 障がい者団体のスタッフや家族の一部は、無理に障がい者の人間像や価値観を作ろうとしています。私は、福祉や教育の予算や制度の充実の課題に取り組むときにこのような人間像や価値観の設定の仕方に違和感を持っていました。
 クラブのママの永井杏子(手塚理美)が、理恵の筆談に理解を示し筆談でのお客様の応対を勧めました。常連のお客の瀬川耕造(笹野高史)がリストラで店に来れないことを理恵の携帯のメールに送っていたシーンは、このドラマの本質を示しています。
 私は、このドラマで障がい者が喜びを持って人生を切り開き、周りの人たちとの理解をしていくことが障がい者の制度拡充と予算の確保と考えます。