参議院議員選挙が、今日から始まりました。投開票は、２９日です。今回の参議院議員選挙は、年金支給の資格漏れや日本国憲法擁護、非正規労働者への最低賃金制の確立、女男の労働者の同一賃金、アメリカ政府の原子爆弾の被害者への賠償、米軍基地の日米地位協定の見直しなどが争点になりそうです。 自民党と公明党は、年金資格漏れが予想以上に住民から批判を受けています。民主党や社民党、日本共産党、国民新党が、安倍内閣に対して参議院での過半数割れで衆議院での解散を迫ろうとしています。 自民党は、元女子アナウンサーや弁護士、自衛隊幹部、政府関係者などの候補者でタカ派色と人受けで選挙に取り組みます。民主党は、前衆議院議員や米国弁護士、クレーン車運転手、元農水省職員、労働組合幹部、医師、同性愛者など多彩な職種や分野の候補者を立てています。公明党は、比例代表と選挙区の候補者を絞り込んで、地域別のブロック単位で選挙に取り組みます。日本共産党は、主要な選挙区での議席の獲得と比例代表で地域別のブロック単位の議席獲得をしようとしています。社民党は、現職の参議院議員と首長経験者、前地方議員、障がい者を比例代表の候補者を立てて、選挙区で可能な限り９条ネットとみどりの会議と共同で候補者を擁立しています。９条ネットは、比例代表の候補者と東京都選挙区、兵庫選挙区で立候補させています。国民新党は、主要な選挙区で候補者を立てています。 自民党と公明党は、お互いの支持団体の票を回し合いながら、参議院での過半数確保のために必死になっています。野党は、日本国憲法擁護で一致しないものの年金制度の改善と非正規労働者の生活の是正、農業の所得確保、食料自給の拡大、大気中の窒素酸化物の減少、日米地位協定の見直しで住民に支持を強められます。
