9月17日告示の東大阪市会議員選挙(定数38)と東大阪市長選挙が、9月24日投開票で行われました。
東大阪市会議員選挙の当選の内訳は、自民党9名から11名、公明党10名変わらず、大阪維新の会8名から11名、共産党5名変わらず、立憲民主党当選なし、れいわ新選組0名から1名、参政党0名から1名、諸派1名から0名、無所属5名から2名(保守系2名)です。
一方、東大阪市長選挙は、野田義和東大阪市長(大阪維新の会公認)が内海公仁前大阪市会議員(共産党推薦)、龍神晃弘東大阪市PTA会長(無所属)の2名と争い6回目の当選をしました。
野田義和東大阪市長は、以前から自民党と公明党の推薦で当選していました。しかし、野田義和東大阪市長の不正が東大阪市議会で徹底審議の様相に変わるために、急遽大阪維新の会の候補者に変えました。
東大阪市の議会は、布施市と河内市、枚岡市の3つの地方自治体合併以前からの水道工事や下水道工事、道路工事を巡る談合や工事落札の見返りを求める汚職がほとんどの東大阪市会議員の関与を受けています。
自民党や公明党、立憲民主党の前の民主党、大阪維新の会が清水行雄元東大阪市長の時代の不正体質を受け継いでいます。これらの会派が、現在の東大阪市議会の談合体質や隠蔽体質を続けています。
共産党は、野田義和東大阪市長の不正の追求をしていますが、同党の所以のアル市民団体の間の住民運動に終始しています。それが東大阪市と東大阪市議会の抜本的な談合体質や隠蔽体質の打開の世論形成ができていません。
選挙の結果の特徴は、①大阪維新の会の14名当選ができなかったものの3議席増加、②自民党が1名減少に留まる、③共産党の5議席維持、④諸派の新社会党の議席の再びの空白とれいわ新選組の新たな東大阪市議会進出、⑤参政党の大阪維新の会批判の受け皿です。
今後の東大阪市議会の運営は、①大阪維新の会や公明党主導の市議会にさせない、②大阪府内の特別区設置のための場所にさせない、③長きにわたる汚職と談合体質をやめさせる、④旧布施市や旧河内市、旧枚岡市の時代の良さを生かした都市整備、⑤全国の技術レベルの高い市内中小企業の活性化、⑥東大阪市立の学校の給食配送の中止には見られる指定管理者制度の検証、⑦市内の農業の振興が問われます。