衆議院議員補欠選挙が、4月16日公示、同月28日に3か所で行われました。東京都第15小選挙区と島根県第1小選挙区、長崎県第3小選挙区では、立憲民主党公認の3名の候補が、自民党や日本維新の会などの候補を破って当選しています。
東京都第15小選挙区では、酒井菜摘元江東区会議員。島根県第1小選挙区では、亀井亜紀子も衆議院議員。長崎県第3小選挙区では、山田勝彦前衆議院議員です。
立憲民主党の3名の当選は、①共産党の公認予定候補の取り下げや②立憲民主党や共産党、社民党の3党の連携、③3党の連携を媒介に努めた東京都内の市民連合のムーブメント、④自民党の政治資金収支報告の記載の疑義、⑤日本維新の会の常勝が聞かなくなった、⑦小池百合子東京都都知事の学歴詐称、⑧岸田文雄清政権に対する批判が要因です。
れいわ新選組が、3つの選挙で野党共闘に関わらない、闘う野党の不在を理由に距離を置いていました。
次期衆議院選挙では、①政府の財政対策や②外交や安全保障、③経済対策、④子育て・教育対策の違いがあれども、立憲民主党や共産党、社民党、れいわ新選組の4党が、市民連合を介して選挙における共通政策や支援体制の準備をしなければなりません。