この本は、元外務省職員の佐藤優と社会主義協会元事務局長の山崎耕一郎の対談形式の①戦前の労農派マルクス主義や②社会主義青年同盟の1960年代から1980年代の特徴、③資本論を含めたマルクス主義を理解できない社会運動、④マルクス経済学の基礎の労働価値説、⑤旧ソ連の総括を含めたマルクス主義の復権を明らかにしています。
私がこの本を読み進める中でマルクス主義を薄めるおよび触れない共産党や社民党、マルクス主義内の官僚体質反対派のより強権体質になっている新左翼が左翼の高齢化や人材不足、労働組合内のマルクス主義を語れない空気感に満ちています。