衆議院議員選挙始まる

　衆議院議員選挙が今日から始まりました。安倍晋三首相が、①消費税の税率の１０パーセントの引き上げの告知、②北朝鮮の核ミサイル発射の安全保障の対応について選挙を通じて信を説いています。

　小池百合子東京都知事と前原誠司民進党代表が安倍晋三首相の選挙の問うことから逸らすように、民進党の解体と民進党の予定候補者の希望の党の選別をしてきました。

　小池百合子東京都知事は、東京都議会の審議の行き詰まりから衆議院議員選挙に目を転じて、何れ国政復帰を狙っています。また、野党共闘の破壊が希望の党の役割を担っています。

　野党共闘は、単なる野党の数あわせでなく①安全保障関連法の廃止と②立憲主義の回復、③庶民の生活格差の是正を基本に市民連合の方々と衆議院議員選挙の予定候補者の一本化を最後まで追求しました。

　衆議院議員選挙の期間は、１０日から２２日まで行われます。長いようで短い期間の衆議院議員選挙は、各党の参議院議員や秘書、地方自治体議員が朝昼夜と動き、党員や支持者が空き時間を使って駆けつけます。

　衆議院選挙の構図がはっきりしています。①自民党と公明党、日本のこころの安倍政権を支えるグループ、②希望の党と日本維新の会の政権交代を通じた保守二大政党の実現のグループ、③立憲民主党と共産党、社民党の野党共闘を強めるグループが衆議院選挙の特徴になっています。

　自民党と公明党、日本のこころが支える安倍政権は、経済政策の破綻を見込んだ消費税の引き上げや石油ドル経済の防衛に応じた安全保障の強化で第三次世界大戦の誘発を進めようとしています。

　希望の党と日本維新の会は、政府や地方自治体の身を切る改革と称した緊縮財政、石油ドル経済の防衛に応じた安全保障の強化を進めながら、野党共闘に距離を置いています。

　立憲民主党と共産党、社民党は、安倍政権の支える自民党と公明党の議席の過半数割れ、希望の党と日本維新の会の保守二大政党制に距離を置いています。

　政権交代の中身は、保守二大政党制の前提でなく、安倍政権の過半数割れを前提にした政党プラス野党共闘でなければ、国際金融マフィアの日本支配の崩壊に導くものでなければなりません。自民党と希望の党のマッチポンプが演じられるムサシやグローリーによる不正選挙の実行をさせない世論喚起も行おう。