私は、東京西部ユニオン鈴木生コンクリート工業分会の労働争議に関する著作を読んでいます。タイトルは、非正規が闘って勝った!生コン運転手たちの闘いの記録です。
この分会は、2008年に①三ヶ月雇用契約後の解雇の取り止め、②土曜日の休みの賃金保障、③就業規則の開示、④定年後の再雇用を主要な要求として公然化しました。
運輸一般が逮捕による警察の弾圧反対から手を引き始めました。これは、セメントメーカーやスーパーゼネコン、建設省(国土交通省)、通商産業省(経済産業省)、商社が運輸一般労働組合の日本共産党の幹部に警察による組合弾圧反対の闘いから手を引く攻勢の一環です。
東京生コン支部が解体させられて、運輸一般労働組合関西地区生コン支部が分裂しました。支部内の日本共産党の幹部のやり方に不満を持つ組合員が、全日本建設運輸連帯労働組合や交通労働連合生コン産業労働組合、全港湾労働組合大阪支部、その他の労働組合に分かれました。
会社が当時の分会執行委員にユニオン脱退を働きかけて、分会の組合員の脱退を企てながら、残っている分会の組合員に処分連発と解雇を迫りました。分会は、脱退の首謀者の分会の執行委員を除名させて、残った分会の組合員で新たな執行委員に再編しました。