堺市長選挙、堺市会議員補欠選挙始まる

　堺市長選挙が９月１５日告示、同月２９日投開票で行われました。立候補者は、現職の竹山修身氏と元堺市会議員の西林克敏氏です。

　竹山修身氏が、橋下徹大阪市長の主導の大阪維新の会に参加せずに自民党大阪府連や民主党を中心にした陣形に加えて、共産党や社民党の自主支援が加わり堺市の大阪都編入反対を掲げて、不退転の決意で挑みます。
　西林克敏氏は、堺市会議員を辞職して、大阪維新の会の公認として、国会議員や地方自治体議員の連日の支援を受けて堺市と大阪市の２つの政令指定都市の合併・再編で大阪都の権限集中を狙っています。公明党は、両候補の支援しない方向で自主投票の態度を決めていますが選挙の動きから票の分配が行われると予想されます。
　争点は、橋下徹大阪市長が提唱している大阪都構想が大阪市だけでなく堺市にまで拡げる二重行政解消の名の政令指定都市の根幹に関わる自治体の存亡の是非です。大阪都構想は、大阪市の再編で橋下徹大阪市長主導の関西州の首長就任のため、大阪市と大阪府の既得の確保のためです。

　選挙は、その他に大阪都構想の他に教育や医療、保育、福祉、地域経済、文化、交通網等の個別政策が住民にとって必要なことを問っています。
　堺市会議員補欠選挙が、９月２０日告示で始まりました。投開票は、堺市長選挙と同じ２９日です。補欠選挙は、元々欠員それぞれ１人が生じた西区と中区、西林克敏氏の堺市会議員の辞任に伴う南区の三ヶ所です。定数は、それぞれ１人です。補欠選挙は、自民党と大阪維新の会、共産党の三つ巴になりそうです。議員選挙が市長選挙と合わせて自民党と大阪維新の会、共産党の党派争いになります。