岩手県知事選挙(8月20日告示、9月6日投開票)が自民党と公明党推薦の候補の断念を受けて達増(たっそ)拓也岩手県知事の3選の無投票当選になりました。選挙前は、民主党と維新の党、生活の党、共産党、社民党の5党が達増知事を支援して闘う陣形を作られました。
今回の選挙は、小沢一郎生活の党代表の影響力低下と言う宣伝を前提に①東北沖での人工地震による防災対策の実態と②震災による復興対策、③安倍政権の地方創生に捉われない独自の岩手県の振興策、④安全保障関連法案の姿勢を問われました。
立川市会議員補欠選挙(8月2日告示、8月9日投開票)では、民主党と維新の党の推薦の無所属の松本まきが自民党公認の対馬ふきあきを下しました。松本まきの当選は、安全保障関連法案の審議の影響を受けて民主党と維新の党の連携の成功の事例を作りました。
これらの選挙の事例は、地方自治体の選挙の枠に収まらない自民党と公明党の連立政治に厳しい審判を下しました。松井一郎大阪府知事と柿沢未途衆議院議員の確執は、山形市長選挙の支援だけでなく岩手県知事選挙、立川市会議員補欠選挙の動きから派生しています。