最近の
学生自治会は、上部団体から脱退して独立の
自治会に変わったり、解散をしています。それは、上部団体がそれぞれの大学の実情の把握をしていないからです。
学生自治会は、戦前の学生連合会や1960年代の文部省による大学再編、1980年代の大学再編、1990年代の就職難の打開、2000年代の学生へのサービスのための大学再編などの闘いに関わってきました。もうひとつの
学生自治会の停滞は、①党派による
学生自治会の役員のイニシアチブの争奪戦が多くの学生が魅力を感じなくなったこと、②身近な大学施設の改善や授業カリキュラムの改善などの要求が通りにくくなったことです。
学生自治会が、学生の切実な要望を基礎とした要求活動と国や
自治体への要求活動と一体にしていくことです。政党関係者や
労働組合、市民団体の方々は、自分たちの学生時代の運動経験のスケールで計り知れない不満の鬱積ともどかしさを知ってほしいのです。
大学側は、学生をて大切なお客様として扱われることです。
学生自治会が旧来の学生像から脱皮して①学生の学内の実態の調査と②学費の高さを止める行動のあり方、③就職活動の多忙さの打開、④授業のカリキュラムの改善、⑤
自治会活動の制限の中止、⑥教職員・職員・大学院生との共同による
自治権の確立に向けて取り組むべきです。