1月26日から始まった213回通常国会での各種予算案が、3月2日に衆議院予算委員会と同院本会議で討論及び採決されました。
各種予算案は、自民党と公明党の賛成多数で可決のうえ参議院に送られました。
小野寺五典衆議院予算委員長が、3月1日の同院政治倫理審議会審議中に開会を強行を受けて、立憲民主党・無所属が急遽、小野寺五典衆議院予算委員長解任と鈴木俊一財務大臣の不信任の決議案を提出しました。
立憲民主党・無所属の山井和則衆議院議員が、2時間55分にわたる小野寺五典衆議院予算委員長解任決議案の提案説明を行いました。
小野寺五典衆議院予算委員長解任決議案と鈴木俊一財務大臣の不信任の決議案は、立憲民主党・無所属;と日本共産党、国民民主党・無所属クラブの少数賛成で否決しました。れいわ新選組は、2つの決議案に大石晃子衆議院議員以外棄権しました。
同院本会議で討論及び採決に先立って行われた衆議院予算委員会は、①内閣提出案と②日本維新の会・教育無償化を実現する会の組み換え案、③共産党組み換え案、④国民民主党の組み換え案が提案説明が行われ、3会派の組み換え案が否決、内閣提出案が自民党と公明党の賛成多数で可決しました。
同院本会議で内閣提出各種予算案の討論及び採決は、自民党と公明党の賛成多数で可決のうえ参議院に送付、立憲民主党・無所属と共産党、日本維新の会・教育無償化を実現する会、国民民主党・無所属クラブ、有志の会、れいわ新選組が反対しました。
れいわ新選組の櫛渕万理衆議院議員と大石晃子衆議院議員が、記名投票を遅らせながら反対票を投じました。
1月26日提出された2024年度一般会計予算案は、規模が1,125,717憶円です。
歳入 租税及び印紙収入 696,080億円 その他収入 75,147億円 建設公債 65,790億円 特例公債 288,700億円
歳出 一般歳出 677,764億円(社会保障 377,193億円 社会保障関係以外 290,571億円 物価賃上げ促進予備費 10,000億円) 地方交付税交付金等 177,863億円 国債費 270,090億円