柏原市議会の12月議会が、11月28日から12月20日まで行われます。今回の議会は、①指定管理者の2020年度の変更及び継続と②2019年度各種補正予算(一般、国民健康保険、後期高齢者医療、柏原市民病院事業)、③教育委員会委員と公平委員会委員の就任の同意案、③個人番号情報に関する条例改定。④柏原市スポーツ振興基金条例改定、⑤柏原市立小中学校設置条例改定、⑥柏原市上下水道部及び柏原市民病院の任期付き職員の関する条例改定、⑦柏原市下水道条例改定、⑧新庁舎竣工時の一階の賃貸店舗の設置についてが審議されます。
教育委員会委員と公平委員会委員の就任の同意案は、今日の本会議で全会一致で同意しました。
指定管理者の2020年度の変更及び継続は、①リビエールホールと②柏原駅西側の柏原市立市民プラザ、③サンヒル柏原スポーツセンターの3件です。
リビエールホールの指定管理は、引き続き株式会社よしもとデベロップメントです。柏原市民プラザの指定管理は、株式会社グレーン工房です。サンヒル柏原スポーツセンターの指定管理者は、株式会社サンアメニティ大阪です。
リビエールホールの使用頻度は、柏原市制60周年で大ぶろしきを挙げたものの柏原市の認知度不足や吉本興業グループに委託料によるビジネス確保だけでますます市民から活用されません。
2019年度各種補正予算は、一般会計と国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、柏原市民病院事業会計の4件です。一般会計補正予算は、282億6396万2千円の追加です。
追加の理由は、①障がい者自立対策と②児童対策、③介護施設強化、④柏原駅近くの自転車駐車場の整備、⑤国分東小学校廃止と国分小学校への再編を前提にした整備、⑥東京オリンピック聖火リレー通過のための備品、⑦財政調整基金の積み立て、⑧子ども医療費助成です。
子ども医療費助成は、1400万円を計上しています。内訳は、①一般財源122万2千円と②大阪府補助金170万⑧千円です。東京オリンピック聖火リレー通過のための備品は、①一般財源140万円と②スポーツ振興基金寄附金5千円です。
歳入は、①国庫負担金1億7982万8千円、②国庫補助金910万6千円、③大阪府負担金7237万5千円、④大阪府補助金1191万6千円、⑤寄付金5千円、⑥雑入3241万2千円減額、⑦市債1140万円、⑧繰越金6億69万5千円です。
柏原市議会は、ますます大阪維新の会と公明党主導の運営になっています。柏原市の問題は、①柏原市民病院の受信者減少による経営難や②サンヒル柏原の利用者の伸び悩みによる経営難、③国民健康補年事業の保険料の高さによる滞納の多さ、④国分中学校のグラウンドの市債中心の拡張工事の懸念、⑤柏原市新庁舎の市債中心の工事の懸念に対してどのように向き合い、市民負担をさらに重ねるか問われています。
例えば、柏原市立国分小学校のグラウンドの増設と引き換えに国分東小学校の廃止は。①国分東小学校に通う児童の登校対策の不安や②当小学校に通う親や生徒の意見を聞いているか、③文部科学省の学校施設の適正配置戦略のための優秀ぶりを見せつけると言った狙いが見えます。そして、東京オリンピックの聖火の大阪府通過点の予定地の柏原市が、東京オリンピックの開催における懸念事項を議会を通して明らかにしなければなりません。