2018-08-31 中国の労働組合の動き 労働者教育 #アジア 中国の溶接機械製造の労働者が労働組合の結成を通して①団体交渉による労使関係の構築や②会社と政府と一体になった弾圧の闘いを繰り広げています。連合や全労連、全労協があまり関心をもたず、組合員レベルや幹部レベルの関心に留まっています。 中国が市場経済重視のために長時間労働や超過利潤の確保が可能な企業育成のために労働者を踏みつけにしています。習近平国家主席の政治の下の経済成長は、江沢民時代と変わりません。 中国の労働組合運動の高揚は、1980年のポーランドの自主管理労働組合連帯が学者と学生の後押しで造船所の労働組合結成の援助に匹敵します。 無党派個人加盟労働組合の新世紀ユニオンやアメリカのレイバーノーツ、韓国の民主労総、自主管理労働組合連帯が中国の労働組合の結成のヒントになっています。 共産党や立憲民主党、国民民主党、社民党、自由党は、①中国に組合運動はあり得ないとか②資本主義経済の下の組合運動と同じであれば不本意、③右翼勢力から反中国カンパニアの宣伝の隙を与えると押さえ込みます。 もちろん、自民党や公明党、日本維新の会は、中国の労働争議の動きに乗じて、①中国の習近平国家主席の独裁の現れや②反日勢力の打倒、③中国の間の紛争引き起こしと言ったドル基軸経済の防衛に励みます。 私は、①社会主義の経済の下の労働組合不要論や②社会主義経済下の労使共存論、③民主主義経営の企業の労働組合不要論に反対しています。企業の株主や取締役が共産党の役員を占めて、天下りで過大な報酬を受け取り、官製の家畜労働組合の育成をします。