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チリの闘いという三部作の映画が始まる

 私は、大阪市内の西区のシネヌーボーでチリの闘いという三部作の映画を観ました。私は、そのうち第一部のブルジョアジーの叛乱(はんらん)を観ました。
 サルバドール アジェンデの政権の1970年から1972年のキリスト教民主党と国民党の野党が上下院議会で大統領を初め各閣僚の弾劾の国民投票の企てから始まります。アジェンデ政権に興味を持つ左翼連合による政権のサクセスストーリーの幻想は映画から見れません。
 チリのブルジョアジーの叛乱は、国会だけでなく①業界や②キリスト教民主党の影響の強い労働組合、③カトリック系の学校、④ファシズムを装う似非右翼、⑤生産活動停止や市場価格の引き上げ、⑥アジェンデ政権反対デモとユダヤ金融から資金提供で繰り広げました。
 左翼連合の活動家は、ブルジョアジーの叛乱に抵抗すると言う試練を経験しました。銅山の国有化に反対する経営者と労使協調労働組合が企てた賃金引き上げストライキが最大のアジェンデ政権の危機になりました。ブルジョアジーの叛乱が失敗になるとユダヤ金融がチリ軍の反対姿勢を使って軍のクーデターに入ります。
 シネヌーボーは、50人規模の古びた映画館です。第一部には40人近く入りました。ほとんどの客は、第二部と第三部を見ています。
 日本で知られているアジェンデ政権の実態や左翼連合の実態が外信や政党機関紙、ラテンアメリカ政治に詳しい評論家から伝えられています。
 しかし、現在は、チリ社会党やチリ共産党キリスト教民主党社会民主党と言ったサイトから現在の政治活動を知り得ます。第二部のクーデターと第三部の民衆の力は、軍のクーデターのチリの状況、軍政権に対抗するチリ民衆の動きを描きます。
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