日本の左翼が、ブルジョア性と法律観念論の特徴を抱えています。日本共産党や社民党、新社会党が代表的な政党です。特徴は、①民衆を国民と称して選挙第一にしている、②外国の労働運動との連帯の希薄さ、③日本国憲法を錦の御旗として労働運動や市民運動のエネルギーの封じ込め、④権力の弾圧から怯むこと、④法律がすべての行動を決定するというロジックです。
これは、これらの政党の指導層がインテリゲンチャーで占められていることや組織内の世襲が行われていること、民衆の要求のリアルさをつかめないためです。日本の左翼のブルジョア性と法律観念論は、政治や労働運動、市民運動に歪みをもたらします。