私は以前、日本の左翼が、ブルジョア性と法律観念論の特徴を抱えていることを指摘しました。ほとんどの日本の左翼が、東北地方の地震と原子力事故をリンケージしていることとボランティアの組織化、募金を組織しています。
私は地震と原子力事故のリンケージに組しません。そして、ボランティアの組織化と募金を組織は、がんばれ日本のスローガンと変わらないからです。最近の日本の左翼の特徴は、①民衆を国民と称して選挙第一にしている、②外国の労働運動との連帯の希薄さ、③日本国憲法を錦の御旗として労働運動や市民運動のエネルギーの封じ込め、④自然による地震の教条化、④法律がすべての行動を決定するというロジックです。
これは、これらの政党の指導層がインテリゲンチャーで占められていることや組織内の世襲が行われていること、民衆の要求のリアルさをつかめないためです。日本の左翼のブルジョア性と法律観念論は、政治や労働運動、市民運動に歪みをもたらします。