マッスルミュージカルの運営会社であるデジタルナインが、５月下旬から１年間のアメリカのラスベガス公演の参加を拒否した４０名に２０％から５０パーセントのギャラのカットをしました。ラスベガス公演参加者の３０名が、１年間の滞在費を全部自己負担をさせられました。映演労連と全労連では、団員の相談から対策を重ねて、４月２３日に映演労連フリーユニオン・マッスルミュージカル支部を結成しました。
支部は４月２７日、デジタルナインに団体交渉申し入れ書を送りました。デジタルナインは組合の団体交渉を拒否して、団員に無理やりギャラの大幅カットの契約書に署名捺印を迫りました。組合員は.１５名から３名にまで減らされました。支部の組合員が５月９日に出勤すると、デジタルナインは楽屋入口に警備員を配置して排除しました。 団体交渉は、５月１７日と同月２５日に行いました。会社は、他の団員からの苦情を理由に組合員の職場からの排除をし続けるようです。支部は、５月２８日東京地方裁判所へ正規賃金の支払いを求める仮処分を申請しながら、東京都労働委員会へ不当労働行為の救済」を申し立てました。
