日本の成人の知識レベルが昔に比べて落ちていると、数々の方々から指摘しています。政府や地方自治体の情報公開が形だけで進み、ネットワークを媒介にした情報検索が進んでいます。
しかし、国会議員や首長、メディア受け狙いの芸能関係者の発言やコメントが絶対的真理と見なさせる情報操作で庶民の真理の追求、物事の正否の判断、事実の見極めがし辛くなっています。
このような知識レベルの低下は、新自由主義に基づく資本経済と資本社会が広がりを見せた１９８０年代あたりです。この頃の日本の社会が市場社会に役立つ思想や専門知識が役立つと持て囃されました。
政治や労働組合、市民団体の世代交代が行われても日本人の知識レベルが低下して、言ったもの勝ち目立ったもの勝ちのコミュニケーションやビジネスモデルが持て囃されています。
日本の知識レベルの低下の克服は、①正規教員の労働条件の向上と②教員の授業の準備時間の確保、③教育費の自己負担の軽減、④基礎知識としてが身に付けられる授業作りが大事と感じる。
