社会主義協会主導の労働者教育と新たな理論活動

　労働大学出版センターの著作は、以前より減っています。著作の減少は、社会党の分裂や連合労働運動への幻滅が影響を受けています。

　向坂逸郎元九州大学教授や小島恒久、佐藤保、川口武彦の社会主義協会の幹部達が、総評加盟の組合や社会党内の協会グループの間に労働者教育と労働大学の講座を広げていました。

　リチャードコシミズが、開国のきっかけがアメリカ独立戦争の戦費の確保のための金獲得、坂本龍馬を通じたアメリカ制の銃購入、マルコポーロの東方見聞録から日本の金鋳造伝説と指摘しました。

　日本の資本主義の誕生は、ユダヤ金融が日本の金獲得とアメリカ独立戦争の戦費獲得の圧力を契機になりました。日本の資本主義の論争は、社会主義協会や日本共産党の堀江正規グループが戦前戦後まで行われましたが、リチャードコシミズの開国の指摘で論争の意味を持たなくなりました。

　日本の支配は、誰がしているかリチャードコシミズのユダヤ金融論や日本の裏社会論を含めて理論構築をするようになりそう。