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社会民主主義と現代政治を読む

 私は、社民党が拠り所とする社会民主主義を知りたいという意識に基づいて2006年から荒木伝の社会民主主義と現代政治の著作を読み続けています。荒木伝は、社会党大阪府本部副委員長や1986年の参議院議員選挙大阪選挙区の社会党公認候補者、社会主義理論政策センター事務局長を務めました。
 この本は、1977年から1997年までの社会主義理論政策センターでの理論研究とヨーロッパ社会民主主義第三の道社会民主主義の役割、政権政党としての社会民主主義政党、社会主義理論政策センターの20年の軌跡を描いています。
 私は、1986年の参議院議員選挙大阪選挙区の候補者の時の荒木伝が関西テレビの候補者討論会で視聴者から社会党の防衛費のGNP比1パーセントの範囲内の容認について「(社会党の安全保障について)勉強不足ですね!」と答える所に政権政党への脱皮する姿勢を見せました。
 この本は、社会民主主義とは何か、保守政党の違い、新自由主義政党の違い、共産党の違い、労働組合との関係、市民運動の関係を見つめています。社会民主主義は、庶民の生活が基盤に庶民の生活が潤う社会の実現に向けての過程を重きに置いています。
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