アメリカ合衆国の従属からの自立への道は、簡単なことでなく困難さを伴っています。困難さは、①鳩山政権へのネガティブカンパニア、②小沢一郎民主党幹事長への政治資金収支報告書の虚偽記載、③普天間米軍基地の移設です。
しかし、日本共産党や一部の新左翼は、自立の困難さの原因が自民党や各省庁内の官僚、マスコミ、権力機構を含めたアメリカとの旧政権の勢力による鳩山政権の転覆と小沢一郎の政界追放、検察による捜査・取調べの行き過ぎの狙いを理解していません。これらの勢力は、結局アメリカ合衆国の従属関係を間接的に支えてます。
小沢一郎幹事長は、2月2日にキャンベルアメリカ国務次官補と会談しました。会談の内容は、①民主党訪米団の5月の連休中の来訪と②オバマアメリカ大統領との会談の申し入れ、③普天間米軍基地の移設についての見解について話をしたと考えられます。つまり、小沢幹事長は、アメリカとの同盟関係を基本に置きながらアメリカとの従属関係を解きほぐそうとしているのです。そして、自民党とアメリカとの緊密な関係を断ち切る狙いもあります。