私は、大月書店の文庫本のレーニンの青年学生論からイネッサアルマンドへの1915年1月17日及び24日付の手紙について再考します。
レーニンがこの時期に恋愛の自由の女性のアクティビストの要望が労働青年の恋愛でなくブルジョアの要望と忠告しています。
レーニンが特にイネッサへの恋愛の自由の特徴の問題点は、①恋愛にムキニなることからの自由、②子どもを生むことからの自由、③姦通の自由です。
レーニンが労働青年に肝心な姿勢は、恋愛における階級関係の客観的論理です。労働者の生活が恋愛の価値観を変え、労働力を売り賃金を得て子どもを産むための相手にめぐり逢うと言う恋愛感や結婚感がプロレタリアの恋愛と思います。
24日付の手紙には、月並みの夫婦の愛情のない接吻は不潔である、愛情を伴った接吻が階級関係の客観的論理を表しているレーニンの指摘は、民青同盟の女子や男子の異性の付き合いの命題になりました。
イネッサのかりそめの恋が不潔が伴う接吻や清潔な接吻の分別の不鮮明と言ったレーニンの批判は。24日付の手紙以降見当たりません。
私は、共産党の若年層のアクティビスト、ロスジェネ世代のアクティビストが異性と出会いの中で、この人ならば自立したお互いの生活をしたい欲求が湧くと思います。
しかし、自立できない、所得が低い、子どもを育てられない、セックスに自信がない、うまく表現できないと言ったお互いの悩みは、あり得ます。
お互いの別れや離婚は、お互いに生活や付き合いが続けられない人生の転機もあります。
レーニンの青年学生論の著作は、労働青年や学生相手の恋愛だけでなく①青年同盟の性格や任務、②学生運動、③若年層の間のモラル、④資本社会の下の若年層の状態、⑤若年層の闘争と共産党、⑥共産社会の下の若年層について抜粋しています。