３月２３日告示の大阪府知事選挙と３月２６日告示の大阪市長選挙が、３月３１日告示の大阪府会議員選挙と大阪市会議員選挙が、４月９日投開票で行われました。
大阪府知事選挙の当選者は、大阪維新の会公認の吉村洋文大阪府知事。大阪市長選挙の当選者は、同会公認の横山英幸前大阪府会議員です。
大阪府会議員選挙(定数７９)の主な内訳は、①自民党７、②大阪維新の会５５、③公明党１４、④立憲民主党１、⑤共産党１、⑥無所属１です。一方、大阪市会議員選挙の主な内訳は、①自民党１８、②大阪維新の会４６、③公明党１８、④共産党２、⑤無所属４です。
選挙の争点は、①ＩＲ(統合型リゾート施設)に付随するカジノ施設の誘致、②１０年以上にわたる大阪維新の会主導の大阪市政の点検、③新型コロナウイルス関連死の原因究明、④防災減災対策、④教育や医療機関、保健機関の大阪府大阪市一体行政の是非です。
大阪維新の会主導の大阪市の自治体運営と議会運営は、橋下徹弁護士や松井一郎前大阪市長時代を含めて①住民向け施設の統廃合や②大阪府と大阪市の医療施設の統廃合、③大阪府と大阪市の研究施設の統廃合、④大阪の経済の底上げの施策を怠る、⑤大阪の学力レベルの低下を進めています。
橋下徹時代を含めた地方自治体運営は、①所々の歳出の無駄の現れや②単年度黒字を理由にした財政赤字の実情をごまかす、③職員のやる気を失わせる、④大阪市に住み続ける魅力を失うと言った他県に例のない混乱と停滞を招いています。
大阪維新の会主導の地方自治体運営と議会運営は、①大阪府知事提案や大阪市長提案の予算や条例、条例改定がスムーズに成立や反対会派の意見や批判を受け入れない、②二つの運営に真正面から批判する方々に対して加害者指定で４年間を通します。
大阪維新の会の主導の自治体運営に反対する議員が①議案や条例、決算のチェックや②反対意見や反対の表明、③市民団体や労働組合からの要請に応えていくことを進めていかなければなりません。
