☆ミぶどうちゃんのブログ☆彡ぶどうが獲れる柏原にいらっしゃい!

ぶどうの出店は、6月の予定です。ぶどう狩りは、8月に再開の予定です。来年もよろしくお願いします。

現代の青年と労働組合の20数年経って

 この本は、小林宏康JMIU元書記長が中原学と言うベンネームで1990年に日本の労働組合の動向の転機に書かれました。中原学氏は、総評全国金属労働組合からJMIUまでの専従時代からの組合活動の経験を通して語られています。
 この頃の若年層は、1980年代の新人類と言うマスコミ界隈からの人間像に彩られて保守化のオピニオンとか個人志向の特徴を持っていました。本には、①この当時の若年層の特徴と実態、②財界の若年層対策、③若年層の自立と連帯、④若年層の労働者の要求、⑤労働組合青年部の活動を説明しています
 この本の書かれた頃の若年層は、30歳後半から50歳後半までの父母になり、労働組合の幹部や市民団体の幹部、国会議員、地方自治体議員、会社の役員に就任する社会における責任者になっています。
 この頃の若年層の父母が、子どもを生み育てる中で①就職難の実態を知るや②非正規な働き方の深刻さ、③失われた10年を受けた子どもの背中を見続けたこと、④キラキラネームへの名付けへの意味、⑤付けマに関する無関心等の現代の若年層への接し方が難しくなっています。
 若年層の対策は、その時々の大枠のプログラムがあるものの個別の階層への政策や要求が一緒でないこと、労働組合の青年部のメンバーが入れ替わること、青年部の維持が難しいこと、その時々の関心事が変わるなど特徴を持っています。
 中高年層や高齢者層の運動は、経験を積み重ねて発展しますが若年層の運動は、失敗が成功の秘訣を残している立場で取り組もう!
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