やしきたかじんのそこまで言って委員会(関西圏域の日曜日の昼のバラエティー番組)は、女性の論客を招いて歴史認識や日本国憲法、少子化について議論しました。男性のレキュラーは、女性の論客への質問や批判を投げかけました。
歴史認識は、田嶋陽子とチャンネルうば桜の五氏(地方自治体議員、国会議員、評論家二氏、NPO関係)が従軍慰安婦についていつものマッチポンプの議論になり、男性のレキュラーが暑苦しく絡みます。日本国憲法は、田嶋陽子と雨宮処懍、チャンネルうば桜五氏が第九条の戦争規定を入れる有無を議論しました。
少子化については、気象予報士・元客室乗務員河合薫氏が結婚を前提にした少子化対策でなく非婚外子も認められる対策ができるように述べました。チャンネルうば桜五氏は、安倍政権の少子化対策に不満をのべながら子育てに責任を持てる対策を述べました。
私は、この番組を通して、両性機会均等法や育児休暇法、労働者派遣法をへた三十余年の中で子育てしながら生活できる、子育て後に仕事の復帰ができる、子どもを保育所や幼稚園に預けられる環境が共通に語られるメディアが不在に感じます。
まだまだ男性優位な職場や居住地、学校が多く、結婚前提の人口対策や就労が定着しています。労働組合や市民運動の女性部の担い手が少なくなり、1960年代から1990年代までに活躍した女性部活動の方々が現役のリタイアに入ります。
女性部の担い手が、30歳代から50歳代の世代を中心に入れ替えて21世紀の女性が生き生き働き生活できる日本になる努力をしよう。