全国ユニオンが今日からから明日まで電話労働相談を行っています。各地域のコミュニティーユニオンの幹部や相談員が相談者から電話の話から職場の問題やセクシャルハラスメント、バワーハラスメント、解雇等の悩みから聞き取り、組合加入を薦めます。相談者が職場の同僚や自治体、労働基準監督所、国会議員、地方自治体議員に聞いても埒があかずにインターネットや新聞を通じてようやく労働相談に辿り着きます。
労働組合の相談員は、まず①相談者の悩みをよく聞きメモを録る、②相談者に労働関係の法律や判例から問題の不正を示す、③相談者に組合加入して系統的な組合作りの指導を受けて自力で解決する決意をさせる等相談者に解決の展望と見通しを示す、④相談者が組合加入を前提に組合の担当者に移行できるようににします。
相談員は、わからないこと自体恥でなく誰でも経験していることです。相談員が組合作りや相談者の気持ちで聞けなかったことの失敗の経験から成功のヒントが隠れていること、相談者が一人前まで成長できるように常に親身にしつつたまに突き放す自立性の気風の定着できるようになることです。
労働組合の相談活動は、①労働者が職場の問題解決や要求の実現、職場の安全、産業の労働条件を実現するために職場を基礎にした自立性と自ら闘いとる気風、②職場の仲間になれる信頼関係を作るサポートする役目を担っています。
