建築構造設計の実務経験のある
一級建築士が、建築確認申請に添付する構造計算書の内容をチェックをせずに提出する事件を起こしました。
この事件は
、①梁や柱などの耐力の不足、②鉄筋コンクリートの中の鉄筋の本数、③鉄筋コンクリートのせん断力に対応するあばら筋と帯筋の検討不足、④構造計算プログラムによる出力から警告メッセージの工学的な検討のなさです。
このような事件が起こる原因は、ゼネコンや不動産会社、
ハウスメーカーから建築構造設計の実務者に、短い納期で構造設計の基準や法律を違反を仕向けているのです。建築構造設計の実務者は、ゼネコンや不動産会社、
ハウスメーカー、意匠
設計事務所から支配されて文句が言えません。
建築構造
設計事務所は、発注者から対等な立場で建築物の耐震性と安全性を確保して、入念なチェックができる状態を保てることです。