☆ミぶどうちゃんのブログ☆彡ぶどうが獲れる柏原にいらっしゃい!

ぶどうの出店は、6月の予定です。ぶどう狩りは、8月に再開の予定です。来年もよろしくお願いします。

まじめに働くことの捉え方

 労働組合の幹部や活動家は、職場での仕事の捉え方を「労働組合員は、他の仲間よりも、倍ぐらい働いてこそ仲間から信頼されるのだ。」、「いい加減に働く労働者は、組合員や仲間から信頼されない。」、「転職が多い組合員は、かなりの困り物だ。」と労働者像のあり方を批判します。これは、労働条件と作業環境がよかった時代に言われていました。
 今は、正社員やパートタイム、派遣スタッフ、嘱託などの雇用形態の違う人たちが一緒に働くなかで、仕事のやりがいを失っています。労働者は、仕事をまじめに取り組めば、取り組むほど賃金の低さ、サービス残業の強要、労働災害など仕事へのやる気を失います。これからの働き甲斐は、まじめに働くことから安心して働けることに転換するべきです。
 それは、まじめな労働が成果主義の賃金に組み込まれて、サービス残業の模範になり、資本主義の横暴を許すことになるからです。 労働者は、資本に労働力を売って商品を作ります。資本は、労働者に労働力を売って商品を作った見返りに賃金を支払います。資本は、労働者に労働力を売るだけでなくボランティアで剰余価値の分の商品を作らされるのです。
 剰余価値の分の商品は、資本の懐に入ります。労働組合は、資本の懐に入る剰余価値の分の利潤を取り返すために賃金の引き上げのために闘うのです。
 労働組合の幹部の労働観は、労働者の雇用形態の多様性から安心して働けるだけでなく人間らしく生きられる生活と何でも言える職場の両立ではないでしょうか。