柏原市議会の9月の議会が、9月2日から9月29日まで行われます。議案は、①2015年度各種決算(一般会計と国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療制度特別会計、柏原市民病院特別会計、上下水道特別会計)の同意のための提案や②2016年度補正予算の提案、③柏原市営玉手つどいの広場条例の改定、④空き地対策協議会の設置に関する条例です。
2015年度決算案は、中野隆司柏原市長就任から3年目の一般会計や特別会計の歳入と歳出の締めになります。決算の審議は、9月の議会後の10月頃に決算特別委員会で審議、質問、採決が行われ、12月の議会で同意の可否になります。

2016年度補正予算案は、1億8330万8千円の追加の規模になっています。歳出は、主に①b型肝炎ウイルス予防(一般会計から655万円)と②地方創生対策による地域にぎわい事業(200万円)、③同対策による地域魅力発信事業(74万円)、④柏原市立国分中学校のジェイテクト社宅後のグラウンド化のための債務負担です。
中野隆司市長の下の2015年度各種会計は、①市民税の収受も見込みの低下(とりわけ法人市民税、固定資産税の評価替え)、②庁舎建て替え基金の廃止による一般会計も大幅増、③竜田古道里山公園の自然体験施設の管理の柏原市単独負担の固執、④柏原市立柏原中学での耐震診断及び耐震補強の見通しの弱さ、⑤サンヒル柏原の経営破たんの責任の所在、⑥国民健康保険料の引き上げ、⑥各種特別会計の累積赤字の所在の問題、⑦ムサシによる不正選挙実施のために選挙費の実態の隠蔽を抱えたまま編成されています。
市民の収入が、去年度の決算書から見ると安倍政権の偽装景気で減少になっています。地方自治体の財政の実態は、①財政調整基金の取り崩しや②福祉関係の制度のカットで大きな赤字にならないように見えているだけです。教育や福祉、国民健康保険、介護保険、下水道、水道などの予算や決算は、無駄な支出が含んでいるかをチェックして見抜く能力を身に着けることが大事です。