メンタルヘルスは、職業病や業務上の死亡、業務上のけがと同じぐらい労働安全衛生活動の重点課題です。メンタルヘルスの種類は、うつ病とPTSD、パニック症候群、過労自殺、心筋梗塞、くも膜下出血です。民間の職場や公務関係の職場が、賃金の於ける成果主義の追求や時間外労働の常態化、短い納期に追われての加重労働で心身ともす擦り切れます。
そして、コンピューターや設計業務で使われるCAD、度重なる医療技術への対応、変則勤務による加重労働もメンタルヘルスにとって深刻な問題を抱えています。心の病気になった労働者は、すぐメンタルクリニックに行かずにがんばり過ぎます。このことが、病気の悪化になります。
労働組合は、賃金引き上げと同じぐらいにメンタルヘルスの対策に真剣に取り組むべきです。取り組みは、①労働組合の労働安全委員会にメンタルヘルス対策の複数の委員の配置、②企業側にサービス残業の規制とともに心の病気になった労働者への労働の軽減、③心の病気の治癒のための労働災害の認定の闘うことです。