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共産主義者の議会での基本

 日本共産党が、自治体財政や条例に関する質疑での調査不足や質問内容の進め方で首長ないし行政の理事者との答弁を引き出せずに終わっています。
 それは、共産主義者としての議会闘争の基本がないからです。私は、レーニンの議会闘争についての著作から検討してみます。
 共産主義者の一グループまたは一細胞は、党が特別の注意をはらい、心をくばるのに値している。すなわち、党議員団、つまりブルジョア代議機関(まず第一に全国的な、ついでまた地方、自治体、等々の)の議員である党員のグループがそれである。一方では、おくれた、すなわち小ブルジョア的な偏見に満たされた勤労大衆の最も広範な層には、ほかならぬこの演壇が、特別に重要な意義をもつものとおもわれている。
 だから、共産主義者は、ぜひとも、ほかならぬこの演壇から宣伝、扇動、組織活動をおこない、ソビエト全国大会がブルジョア議会を解散したことがロシアでは適法であった(またどの国でもいつかは適法となるであろう〉理由を、大衆に説明しなければならない。
 他方では、ブルジョア民主主義の全歴史は、議会の演壇を、とりわけ先進的な国々で、前代未聞の詐欺、人民にたいする財政的および政治的詐欺、出世主義、偽善、勤労者の抑圧の主要な舞台に、あるいは主要な舞台の一つにしてきた。
 だから、革命的プロレタリアートの最もすぐれた分子が議会を激しくにくんでいるのは、まったく当然である。だから、共産党と、第三インタナショナルに加盟したすべての党とは、とりわけその党が古い党との分裂の道、古い党との長期にわたる、頑強な闘争の道をたどって成立したのでなく、古い党が新しい立場にうつる(しばしば名目的に)という道をたどって成立した場合には、自党の議員団にとくに厳格な態度をとらなければならない。
 すなわち、議員団が党中央委員会の統制と指示に完全に服従すること、議員団には主として革命的労働者をいれること、党出版物や党集会で、共産主義的に首尾一貫しているかどうかの見地から議員の演説に綿密な分析をくわえること、大衆のあいだの扇動活動に議員を派遣すること、第二インタナショナルの傾向をしめすものをこれらの議員団から排除すること、等々がそれである。
共産主義インタナショナル第二回大会の基本的任務についてのテーゼ」1917年レーニン全集17巻より

 共産主義者の議員の活動の基本は、①議会を自らの政策の宣伝として利用すること、②たとえ反動的な議会でも悪政の打開策を大衆に知らせること、③議員団と職場・地域の党組織との連携、④質問や答弁のやり取りが革命の立場から法案や議案の綿密な調査、⑤住民の間への議会活動の宣伝です。
 議会への態度は、このような見地から古い慣習の議会の体質の改革や労働者との生きた不満の分析、質問を通じての首長の答弁の聞き出し方などが問われるのです。