私は、去年の冬に大阪の芦原橋近くの公園で1922年8月に設立された西浜水平社設立記念碑を撮影しました。記念碑には、「人の世に熱あれ、人間に光あれ。」が書かれた部落解放運動のスローガンが刻み込まれています。
部落解放運動が、労働運動や社会主義運動と結合させて部落の生活改善や差別根絶を勝ち取ってきました。現在は、同和対策事業が終了した元でも、一部の同和関係の団体に公共事業の予算が注ぎ込まれています。
現在の部落解放運動は、「幹部による、幹部のため」のスタイルになっています。部落解放運動が、この碑を見て過渡期に差し掛かっていることを感じます。