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ノーベル文学賞でのラテンアメリカの文学者の受賞

 2010年のノーベル文学賞は、ペルーの小説家のマリオ バルガス リョサが受賞しました。リョサ氏は、ペルーの首都リマでの士官学校を舞台にした都会と犬どもと言う小説などを書いています。リョサ氏は、小説だけでなくジャーナリストやエッセイも手がけています。
 リョサ氏が記者会見で「ラテンアメリカでは自由などの基本的な問題を解決できていない。」とラテンアメリカの文学が権力や政治を題材にしていることを指摘しています。さらに、リョサ氏は、「文学は生命の表現であり、そこから政治を絶つことはできない」と述べました。ラテンアメリカは、中道左派の政権や急進左派の政権が主流ですが、ペルーやチリ、コロンビアなどの若干の国は、保守政権や右派政権です。これらの国々は生活の格差が強まっています。
 日本の文壇やジャーナリズムは、アメリカや財界が住民に及ぼしている問題から作品を描けずに、登場人物のキャラクターや生活、セックス、犯罪まど個別の現象面が作品に現れています。文学は、個別の現象面が人間の生命から政治や権力機構から見出させるような表現と感じさせるのです。
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