２０１０年の参議院選挙

　参議院選挙は、来年の７月に行われる予定です。次期参議院選挙は、８月３０日の衆議院選挙で自民党の政権からの交代が実現して民主党と社民党、国民新党の３党連立の政権に変わる中で行われます。

　鳩山由紀夫政権は、国の予算の無駄（今年の補正予算や来年度の予算を含めた）の見直しを行いながら、高速道路の料金の無償化と子ども手当ての支給、後期高齢者医療制度の廃止、ダム事業の見直しを進めています。

　しかし、小沢一郎民主党幹事長が、来年の参議院選挙を睨んで無所属の参議院議員の民主党への入党工作や一人区での当選、２人区から５人区での複数の当選を狙っています。社民党や国民新党が、与党間の政策協議の場を設けるように要望しました。しかし、小沢幹事長は、２つの政党の要望を拒否しました。
　民主党は、社民党や国民新党を抜きに参議院の自民党の議席を大幅に減らして、参議院の安定多数と少数会派の減少を狙っています。

　来年の参議院選挙は、①民主党の参議院での大幅な議席確保を原則にしないこと、②民主党の単独政権を辞めさせること、③自民党やみんなの党などの政権転覆の機会を与えないこと、④民主党のマニフェストの積極性と問題点を明らかにすること、⑤庶民の要望をできるだけ取り入れることなどが問われると感じます。

　社民党や日本共産党、市民運動系グループなどが、民主党の暴走と自民党の政権転覆から住民を守るために庶民の生活の実態から要求をまとめ、住民の要求から公約や政策を広げることです。

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