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マルクスの経済学批判の序文

 マルクスは、経済学批判の序文のなかで経済(経済的土台)と社会の構造(政治や法律の上部構造)の関係を指摘しています。
 人間は、その生活の社会的生産において、一定の、必然的な、かれらの意志から独立した諸瀾係を―-つまりかれらの物質的生産諸力の一定の発展段階に対応する生産諸関係をとり結ぶ。この生産諸関係の総体は社会の経済的機構を形づくっており、これが現実の土台となって、そのうえに、法律的、政治的上部横道がそびえたち、また一定の社会的意識諸形態は、この現実の土台に対応している。物質的生活の生産様式は、社会的、政治的、精神的生活諸過程一般を制約する。人間の意識がその存在を規定するのではなくて、逆に、人間の社会的存在がその意識を規定するのである。社会の物質的生産諸カは、その発展がある段階にたっすると、いままでそれがその中で動いてきた既存の生産諸関係、あるいはその法的表現にすぎない所有関係と矛盾するようになる。これらの諸関係は生産緒力の発展諸形態からその桎梏へと一変する。このとき社会革命がはじまるのである。経済的基礎の変化につれて、巨大な上部構造全体が徐々にせよ急激にせよ転覆する。
 この著作で言えることは、①社会の発展は、それぞれの段階の社会の経済によって規定されている、②経済的土台の上に上部構造が添えられている、③2つの形態が、社会の体制になっている、④2つの間の矛盾の打開が、革命によって解決できる、⑤矛盾や革命の中で、支配者の取って都合のいいイデオローグと革命勢力とのイデオローグがひしめき合うことです。
 マルクスは、この著作で唯物史観(唯物的歴史観)を明らかにして資本主義経済の搾取の根源の剰余価値説をも明らかにしたのです。