労働組合の運営が退職者による脱退や企業の倒産による解散、不当労働行為による脱退、方針の違いによる脱退で定着の難しさを抱えています。退職者による脱退は、長期的な組織拡大を怠ってきた負債です。
労働組合の魅力を持たないのは、執行部が闘いの方針のズレや闘いの成果の宣伝不足のためです。
企業の倒産による解散と不当労働行為による脱退は、企業が利益第一の確保のために不満分子の追放、社長チルドレンの勢力拡大のためです。
労働組合の方針の違いによる脱退は、当該の
支部ないし分会が希望している闘いより幹部の思惑に叶った闘いを優先することに納得できないために他の
労働組合で立て直すためです。
労働組合の定着は、組合員に縛り付ける運営すればするほどダメになるので、組合員の困難や悩みが解決できる指導ができてこそ解決できるのです。
組合員は、職場で仕事をして人間関係を造り、自宅から職場まで往復の移動、日常生活との両立をしながら組合活動に取り組んでいます。
労働組合の定着は、このような組合員の苦労が深く理解できなければ解決できません。