二村誠二元大阪工業大学准教授の死去は、昨日の社民党大阪府連合の大会に駆けつけた和田貞夫元衆議院議員が告げられて知りました。
二村准教授は、私の学生時代に建築の躯体（くたい）に使用する材料関係の講義で、単なる知識の内容だけでなく、現場の声を元に鉄筋や鉄骨、セメント、コンクリート、建築資材の特徴を説明していました。前期と後期のテストは、模範解答に期待せずに実学にかみ合った内容を採点の基準にしていました。 二村准教授が、阪神大震災でコンクリート躯体の破壊の状況からコンクリートの品質保証を生コンクリート業者やゼネコン、労働組合に提起をしました。二村准教授が、大学を辞めて協同会館アソシエ内のコンクリート試験場の運営に関わってきました。私は、二村准教授のコンクリートの品質確保の貢献から建築構造設計の実務者による安全性確保、建築現場での品質第一の姿勢を担う方が集うことを祈願してます。
写真 ＫＵ会通信のブログより
