映画は、①全日自労飯田橋分会製作のにこよんと②全日自労と総評製作のここに生きるです。二つの映画は、①がモノクロ、②がスライド映像です。
第二次世界大戦で連れ合いを亡くした女性が、政府主導の緊急失業対策事業で働きながら全日自労に加入を求めて、市町村や都道府県、労働省(厚生労働省の前身)に対策事業の予算確保や日雇い健保の保険料の軽減に関わるようになりました。

仕事は、戦争の焼け跡の復旧や道路の整備、公園の整備、公園の清掃など市町村の施設や都道府県の施設の整備やメンテナンスです。女性と男性が一緒に土仕事や掃除の仕事をして日額賃金で生活しました。
失業対策法が1996年に廃止になりました。高齢者就労事業団が、建交労高齢者部会主導で市町村レベルの失業対策事業に取り組んでいます。
映画と講演会は、全日自労という従来の企業に雇われている労働者対象の労働組合と違い、①自由労働者を含めた全日自労は何か、②部落や在日朝鮮人との関係、③労働省の緊急失業対策事業縮小との闘いを明らかにしています。
しかし、建交労高齢者事業団部会の仲間が講演会に不参加であることや大阪での緊急失業対策事業の事情に疎い、参加者が組合運動の経験が浅いことが今回の講演の参加者で占められています。

