民主党は、衆議院予算委員会に欠席した上で採決に抗議をし、衆議院本会議で2014年度予算案の組み替え動議を提出しました。日本維新の会と結いの党が、共同で予算委員会で2014年度予算案の修正案で提出しました。生活の党とみんなの党、共産党がそれぞれ2014年度予算案の組み替え案を提出しました。
予算委員会では、①結いの党と日本維新の会の修正案と②みんなの党の組み替え動議、③生活の党の組み替え動議、④共産党の組み替えが否決され、2014年度予算案が自民党と公明党など賛成で衆議院本会議に送られました。
衆議院本会議は、①結いの党と日本維新の会の修正案と②民主党の組み替え動議、③2014年度予算政府案の討論と採決が行われました。①結いの党と日本維新の会の修正案と②民主党の組み替え動議が否決され、③2014年度予算政府案が自民党と公明党の賛成で可決され、参議院に送付されました。野党は、それぞれ組み替え動議や修正案で足並みを揃えろことができませんでしたが、2014年度の予算に反対しました。
2014年度予算案は、95.9兆円(前年92.6兆円)としています。歳入が①税収50兆円、②国債41.3兆円、③税外収入4.6兆円です。これは、消費税8パーセントへのアップを前提にしています。歳出は、①国土強靭の名の大型工事の費用の拡大や②高齢者向けの医療や年金の支出の増加です。2013年度補正予算も消費税増税を前提にしています。