2011-02-12 沈まぬ太陽 文化 #映画レビュー 私は、昨日の日本テレビ系の金曜ロードショーで沈まぬ太陽を見ました。当初は、1960年代の労働運動や連具赤軍についての総括ができていない段階で見ないことを決めてしました。 私がこの映画を見ようとしたのは、①最近の労働運動の体制内への封じ込めや②企業での安全対策の不備・隠蔽、③企業での不正、④労働組合幹部の弱さからです。 映画は、1985年の御巣鷹山での旅客機の墜落事故での惨状や1962年のストライキ、組合幹部への嫌がらせ、労働組合の分裂、企業内の不正などを200分近くの時間を費やして描いています。評価は、①ストライキを含めた実力行動がない、②事故の原因の描き方が不十分、③出演者の幅が広い、④主演者のの存在感を出している様な内容です。 私は、山崎豊子が日本航空関係者や御巣鷹山での事故での被害者から証言を聞きながら小説にまとめているので、労働組合関係者から批判を受けることを承知だった思います。