柏原市の成人式が10日の午前中に行われます。参加者は、従来のように開会前に携帯電話のカメラでの記念撮影や赤外線機能のメールアドレスの交換をしています。私は、社会新報柏原版の成人式向け号外を配布するなかで新成人の関心の度合いが違います。それは、政治の厳しさやだらしなさから微妙に影響します。
参加者は、日本国憲法擁護や外交、安全保障のことより①景気回復と②雇用拡大、③税金の無駄使いの根絶が共通の関心です。新成人は、親がバブル景気に踊らされた過去を遠くに感じながら、景気の悪さによる経済の格差の現実を見て育っています。
それは、①親のように好景気を経験していない、②小泉元首相と竹中元経済堪能大臣による新自由主義による経済格差の犠牲を受けている、③自己責任と言うマインドコントロールを受けていることです。新成人は、両親のようなバブル経済への思い出に浸る世代と違って、現代の日本経済による生活格差を実感しているリアリストなのです。
新成人は、例年にわたって成人式のための実行委員会を立ち上げて、成人式の企画を組んでいます。市関係者や市会議員の挨拶は最小限にして、参加者が、時々の関心に噛み合った出し物を披露しています。