ワールドカップ決勝トーナメントが、6月26日に行われました。日本代表は、同月29日にパラグアイと対戦しまました。試合は、互いのディフェンスの硬さでゴールの決め手が無く、延長戦を経てPK戦のもつれました。
岡田監督は、記者会見で「われわれの予定より少し早い帰国になってしまったことを、残念に思っております。できればもう1試合、1試合でいいからやらせたかった。出場している選手、していない選手関係なく、皆がチームが勝つためにということを考えて、そのために何をするんだと。チームが勝つことを前提に皆が動いてくれた、考えてくれた。自分たちで考えて、自分たちで戦って、僕もたくさんのチームを作ってきましたけど、その中でも1、2を争う素晴らしいチームだと思っています。」「われわれのW杯は終わってしまいましたけれど、選手たちはまだまだ前に向かって進んでいかなければいけません。彼らはいろんな場所でこれから良い時もあり、悪い時もあり、懸命に前に進んでいくことだと思います。わたしが一緒に仕事をすることはないかもしれませんけど、常に彼らを応援して、成功を祈って、幸せを祈ってやりたい。是非多くのサポーターの皆さま、メディアの皆さま、ここにいる彼らを温かい目で見守ってやってほしいと思います。ありがとうございました。」と述べました。
今回のワールドカップは、ほとんどのヨーロッパ勢が予選敗退で決勝トーナメントに進出できない中、南アメリカ勢のレベルが上がっています。日本は、南アメリカ勢と対等に争えるレベルに達してきました。日本代表の課題は、①攻撃の展開の速さと②シュートの決定力の向上、③ディフェンスの布陣を次回のワールドカップで隔離することです。