労働組合や政党、市民団体の運営は、会員や組合員の声や要望に基づいて行われます。しかし、それぞれの組織内に幹部による官僚的な運営がしばしば見受けられます。それは、総評労働運動や1955年における政治体制の時の時代背景に影響を受けています。
例えば、①詭弁によるオルガナイズ、②日常生活や職場の人間関係、地域の人間関係を壊すほどの実践の強要、③組織における評論や批判の抑制、④異論者へのいじめやパワーハラスメントの横行、⑤具体的な事実から問題解決を行わないこと、⑥組織内の密告者の組織化が幹部による官僚的な運営です。
このような態度は、組織内の不団結を招き、住民や労働者への壁を高くします。組合員や会員が、幹部の官僚的な態度を具体的に調査した上でこのような幹部の組織から放逐して、組合員や会員の目線にかなった民主主義の基盤の組織運営と組織内の脱官僚に取り組むべきです。