トラック労働者は、全産業の労働者の賃金の水準から基本給53パーセント、職務関連手当20パーセントで占められています。それは、賃金の一部に歩合を含んでします。このことが長時間の運転や過労の増大、交通事故の増加につながります。
トラック労働者の賃金が、①日給と月額賃金の定着、②請負額や出来高制の撤廃、③トラック労働者の最低賃金制度の確立、④時間外労働の割増率のアップ、⑤荷主のよるジャストインタイム方式での物流体系の見直し、⑥運転の拘束時間・休息期間・運転時間の法律制定、⑦輸送料金の賃金コストを含めた見直しで進めていくべきです。
賃金引き上げは、トラック関係の労働組合と共同で進めていくべきです。そして、輸送料金の引き上げは、関係する労働組合と中小のトラック業者と共同で進めていくべきです。