この映画は、1949年に福島県内の東北本線の松川駅付近での列車転覆事故で逮捕された赤間勝美元被告が、冤罪裁判や逮捕された時の供述書に基づいて作られました。この映画が、4500万円のカンパで作られました。この事件は、1950年12月の福島地裁による1審判決では、20人全員が有罪(うち死刑5人)、1953年12月の仙台高裁による2審判決では17人が有罪(うち死刑4人)、3人が無罪となりました。しかし、検察が冤罪の証拠隠滅のための諏訪メモが、見つかりました。このメモが、裁判を左右することになりました。
最高裁は、1959年8月に2審判決を破棄し、仙台高裁に差し戻しました。仙台高裁は、1961年8月での差し戻し審で被告全員に無罪判決を下しました。最高裁は、1963年9月に検察側による再上告を棄却し、被告全員の無罪が確定しました。
私は、この映画を見て時の支配勢力が自分たちの気に入らない政党や労働組合、市民団体を秒略で逮捕して弾圧体制と組織破壊をすることを改めて知りました。
製作 1961年、監督 山本薩夫、脚本 新藤兼人、出演 小沢弘治 宇野重吉 宇津井健 高松政雄 永井智雄 下元勉 川村千鶴 名古屋章 西村晃 北林谷栄ほか
最高裁は、1959年8月に2審判決を破棄し、仙台高裁に差し戻しました。仙台高裁は、1961年8月での差し戻し審で被告全員に無罪判決を下しました。最高裁は、1963年9月に検察側による再上告を棄却し、被告全員の無罪が確定しました。
私は、この映画を見て時の支配勢力が自分たちの気に入らない政党や労働組合、市民団体を秒略で逮捕して弾圧体制と組織破壊をすることを改めて知りました。
製作 1961年、監督 山本薩夫、脚本 新藤兼人、出演 小沢弘治 宇野重吉 宇津井健 高松政雄 永井智雄 下元勉 川村千鶴 名古屋章 西村晃 北林谷栄ほか