衆院山口2区の補欠選挙が4月27日に投開票されました。民主党の平岡秀夫前衆議院議員が、自民党公認のの山本繁太郎元国土交通審議官を下して当選しました。 平岡氏の当選は、後期高齢者医療制度やガソリン税の暫定税率復活、高速道路建設を続けるための道路特定財源の復活を狙う福田政権への批判の現われでした。山本氏は、国の大型公共事業の推進で自民党や公明党が一体のなった選挙を展開しての敗北でした。 与党は、選挙結果にかかわらずガソリン税の暫定税率を復活させる再議決をしました。与党が、衆議院山口2区の補欠選挙の結果を無視して、アメリカの石油産業の利益を尊重するためのガソリン税の暫定税率の復活を決めたのです。福田政権が、アメリカの従属政治を進めていることを露になったのです。 民主党をはじめとする野党は、衆議院山口2区の補欠選挙の結果から衆議院の解散に追い込んで自民党や公明党の候補者に勝てる候補者を選定して小選挙区での議席の拡大と比例ブロックでの議席の拡大に全力で取り組めるようにすべきです。選挙のマニフェストは、住民が切実に感じている政策と長中期的な解決を求めている政策に分けます。そして、61年間にわたって続けられた自民党政権の対米従属からの脱出の示す方向も示すべきです。