エンゲルスのフランスにおける階級闘争

　私は、去年の参議院選挙から今年の大阪府知事選挙、京都市長選挙、岩国市長選挙を通して支配勢力と住民がいかに階級闘争を繰り広げる様子を見るためにエンゲルスのフランスにおける階級闘争を読んでいます。
　革命勢力が、反革命勢力との闘いで組織を増やし、革命の前進を作れるのです。今までの革命は、階級勢力の支配が入れ替わっただけで、大衆に対して少数派でした。革命は、少数派の大衆が多数派を代表していました。それは、大衆が革命の方法を知らなかったために自覚された少数派が革命の先頭立たざるを得なかったのです。
　大衆が自身で反革命勢力を倒して革命をするには、多数派による革命を確立することです。それは、国政選挙や地方選挙、住民投票、ストライキなど合法の闘いを確立することです。
　日本の政治は、政党の相乗りが崩壊しそうになり、住民が、政党の相乗りに汲みしなくなっています。その反面、橋下徹大阪府知事が、トリックとポピュラリズムの政治が大衆を掴んでいます。
　日本の左翼勢力は、住民の意識の変化や大衆の意識に噛み合った多数派による革命のビジョン、戦術を作るべきです。